診療科のご案内

総合診療科

診断がついていない疾患や健康上の問題に関して迅速かつ的確な診断と治療を⾏い、必要な際には適切な診療科にご紹介します。

特徴

1.総合的・多⾓的に診療します

症状がある部位とは離れた臓器が原因である場合、複数の病気が複雑に関係している場合、⼼理・社会的な要因が影響している場合など、症状の原因はさまざまです。当科では診断がついていない疾患や健康上の問題に対して、特定の臓器にとらわれず迅速かつ的確な診断と治療をめざしています。医学的な要因はもとより、社会的・⼼理的な要因も考慮した総合的・多⾓的なアプローチからの診療を⼼がけています。専⾨的な診療が必要な際には院内の適切な診療科へご紹介します。当院のどの診療科を受診してよいか判断が難しい症状の場合や、他院で診断が困難であった場合もぜひ当科にご相談ください。

2.地域の医療機関との連携を重視します

当科は医療連携を重視しています。さまざまな健康問題を相談できるかかりつけ医を地域に持ち、必要な時にかかりつけ医からの紹介状を持参して当科を受診していただくことで医療機関同⼠の連携がスムーズとなり、より効率的・効果的に医療を受けることが可能となります。⽣活習慣病に対する継続的な診療については、原則として当科からかかりつけ医へご紹介させていただいています。

総合診療とは

誕⽣の背景と、ますます⼤きくなる役割

近年医学・医療は⾼度に専⾨分化が進み⽬覚ましい発展を遂げています。⼀⽅で社会の⾼齢化に伴い複数の疾患や複雑な病態を抱えた⽅も増加しており、そのような⽅には総合的・多⾓的なアプローチが効率よく効果的である場合もあります。こうした背景があり、2018年から開始された新専⾨医制度では総合診療は19個の基本領域の⼀つに指定され、総合診療科の役割は今後さらに⼤きくなると考えられます。