糖尿病・代謝・内分泌内科

糖尿病・代謝・内分泌内科

第14回のコラムを担当することになりました薬剤師の手島実有子と申します。
よろしくお願いいたします。
今回はわたしたち薬剤師の調剤業務について、お話ししたいと思います。

第14回  薬剤師のおしごと
調剤業務~患者様に薬をお渡しするまでの流れ~

調剤業務は、まず医師から処方箋が発行されたところから始まります。

① 処方監査
処方箋の記載事項に不備がないかを確認します。
お薬の用法・用量、飲み合わせなどをチェックし、疑わしい点があった場合には医師に問い合わせを行います。また、なかには投与日数に制限のあるお薬もあるので、その日数を超えていないかどうか確認しています。

② 調剤
処方箋を見ながら誤りのないように錠剤を数えたり、粉薬・水薬、軟膏などを計量・混合して、患者様のお薬を準備します。多数お薬を飲んでいる方には飲み忘れ防止のため、同じタイミングで飲むお薬を一つの袋にまとめて調剤する、「一包化」をすることもあります。

③ 監査
調剤が完了したら、別の薬剤師が処方箋どおりに調剤されているかどうかの最終確認をします。また、お薬手帳をお預かりした場合には、ほかに飲んでいるお薬との重複や飲み合わせに問題はないか確認をします。

④ 服薬指導
ここまででお薬の内容に問題がなければ、患者様にお渡しすることができます。
処方内容ついてご一緒に確認していただきながら、お薬の効果、飲み方、副作用などについて丁寧に説明します。
患者様の疑問・相談に応じて情報提供を行い、処方内容に不備があった場合には医師に問い合わせを行うことがあります。


安全にお薬をお渡しできるよう、このように何度も確認を重ねて調剤業務を行っています。何か疑問などがあった場合には遠慮なくご相談ください!